「賃貸の会社ってどこを使うのがおすすめ?」「どんな会社があるの?」など賃貸の会社を探していませんか?

賃貸を契約するときたくさんの会社が出てくるので役割を把握して、きちんと選べるようにしないと、「余計にお金を取られる」「いい家に出会えない」という事態になりかねません。

 

1. 賃貸を契約する時に出てくる会社5つの種類

賃貸を契約する際に、よく出てくるのは下記の5つの種類の会社です。

  • 仲介会社
  • ポータルサイトの運営会社
  • 管理会社
  • 保証会社
  • 物件の所有会社

特に上2つは、比較的あなたが自由に選べ、また満足のいく部屋探しを大きく左右します

1つずつ整理して、何をしてくれる会社なのか解説します。

1-1. 仲介会社

仲介会社は、あなたにあった物件探しのお手伝いをしてくれ、契約手続きもしてくれる会社で、物件選びをもっとも左右する会社です。

大手だと以下のような会社がこれに当たります。(店舗数のランキング順に紹介)

  • APAMAN株式会社(アパマンショップを運営)
  • 株式会社センチュリー21・ジャパン(センチュリー21を運営)
  • 株式会社エイブル(エイブルを運営)

その他、街で店舗を出している不動産などはこのタイプの会社が多いです。

仲介(手助け)してくれる代わりに、家賃の1ヶ月分を目安に「仲介手数料」を払うことになります。

この仲介会社ですが、それぞれの会社が多くの物件の仲介に対応していて、下記のように1つの物件をたくさんの仲介会社が扱っていることも少なくありません。

 

そのため、「仲介手数料が安い」「対応が丁寧」などの理由で好きな不動産会社に任せていいのです。

ただ、「どの会社がいい」というのはなく、満足できるかは「営業担当者次第」です。複数の担当と出会って比較していきましょう。

1-2. ポータルサイトの運営会社

  • 株式会社リクルート(SUUMOを運営)
  • 株式会社LIFULL(HOMESを運営)

などはポータルサイトと呼ばれるサイトを運営している会社です。

ポータルサイトとは、下記のように、各仲介会社が、自社で扱う物件を掲載しているサイトです。

 

あなたが物件①に興味を持てば仲介会社Aに問い合わせることになります。

たくさんの仲介会社が載せていることから、物件数が多く理想の物件に欠かせないサービスです。

ただし、サイトによって掲載数が大きく違うので、どのサイトを使うかが非常に重要です。

ポータルサイト以外にも注意!

例えば、仲介会社が運営している、「自分の会社で扱う物件だけを掲載するサイト」はデザインが似ているのでポータルサイトと間違えやすいですが物件数が非常に少ないです。

このページでしっかりと区分けしますが、出会える物件が少ないのは致命的ですので、間違えないようにしましょう。

1-3. 管理会社

管理会社は大家から物件を管理するために委託された会社のことで、下記のことを行います。

  • 入居後のトラブル対応
  • 建物の管理
  • 家賃の回収

管理会社はあなたが選ぶことはできず、物件ごとに決められています。

家賃の支払い先がよくわからない会社名になっていたら、管理会社の可能性が高いです。

管理会社には下記のような会社があります。

  • スターツコーポレーション株式会社
  • 株式会社大京
  • 日本管財株式会社

1-4. 保証会社

保証会社はあなたが家賃を支払えなくなった時に代わりに支払ってくれる会社です。

1月あたりの賃料の30%~100%を契約時に支払い、1年間更新です。

最近のトレンドとして保証会社の利用が必須の物件が増えてきていますが、原則自分では選べず、不動産会社が指定した会社を使うことになります。

主な保証会社は下記のような会社です。

  • 日本賃貸保証株式会社
  • 株式会社エポスカード
  • フォーシーズ株式会社

1-5. 物件の所有会社

物件を持っているオーナー(大家)で、個人だけではなく、企業が持っていることもあります。

管理会社=所有者のことも多く、契約書の「貸主」の欄がこのオーナーになります。

物件ごとに決まったオーナーがいますが、ほとんど接点はないため、気にする必要はありません。

主な所有会社は下記のような会社です。

  • 森ビル株式会社
  • 住友不動産株式会社

2. おすすめの不動産会社の選び方4ステップ

では、どうやって不動産会社を選べばいいのかというと、下記のステップを踏めば上記の会社はすべて決まります。

  • ①掲載数の多いサイトで理想の物件をいくつか探す
  • ②いい物件を扱う仲介会社に2~3件問い合わせてみる
  • ③仲介会社と内見に行き、どの仲介会社が頼れそうか見極める
  • ④頼れる不動産会社で契約、指定の保証会社・管理会社を使う

それぞれ何をすべきか、どうしてその方法がおすすめなのかなどを解説します。

①掲載数の多いサイトで理想の物件をいくつか探す

まず、不動産会社関係なく、掲載数の多いポータルサイトで物件を探してみましょう。

どの会社がいいかは営業担当にもよるので、まずはいい物件に目星をつけてそこを扱う仲介会社にいくつか接触します。

 

掲載数って大事なの?

非常に大事です。

下記のように扱う物件がサイトによって違います。

例えば、あなたにとって物件Aが最高の家だったとしても、サイト②を使った場合、その家に出会うことができません。

反対に、掲載数の多いサイト③を使った場合A~Eすべての物件に出会えます。

そのため、とにかく掲載数が多い賃貸サイトを使うことを意識しましょう。

ネットじゃないといけないの?

世の中の流れとして、不動産はネットで探す時代で、店舗に行くのは古いです。

いきなり店舗に行ってしまうと不動産会社が選んだ家しか見れず、不動産会社が得するような物件しか出てこない可能性もあります。

選択肢はサイトで探すより明らかに減るので、おすすめしません。

②いい物件を扱う仲介会社に2~3件問い合わせてみる

いい物件を見つけたら、それを掲載する不動産会社に問い合わせますが、その際、なるべく複数の不動産会社に問い合わせることがおすすめです。

ここがなるべく色々な会社になるように2~3社を目安に問い合わせられるといいです。

複数問い合わせる理由は、スタッフにあたりハズレがあるからです。熱心に対応してくれる人が多いですが、中には知識が少なく、聞いたこともすぐに返してくれない人もいます。

不動産会社によっては、問い合わせた物件以外に、同じ条件の物件をたくさん提案してくれます。

信用できない不動産会社でいい物件を見つけたときは、その不動産会社に申し込まず、信頼できそうな不動産会社に「〇〇のマンションの取り扱いはありますか」と問い合わせましょう。

③仲介会社と内見に行き、どの仲介会社が頼れそうか見極める

上記で問い合わせたら、仲介会社と誘い合わせて物件の内見に行きます。

複数の仲介会社とあって、「信用できそう」「知識が豊富そう」など、一番頼れる仲介会社を選びましょう。

相性もあると思いますから、2~3社の担当に会って、一番信用できそうな人に家選びを任せることをおすすめします。

いい営業マンの条件

  • 知識も誠意もあり、あなたの質問に即答してくれる
  • あなたの希望を満たす物件を複数教えてくれる
  • とりあえずの内見も快く対応してくれる
  • 物件の悪い面も教えてくれる
  • 契約を急かしてこない。

仲介料を抑えたい人はここで確認を!

先ほども出た通り、物件によってや、仲介会社によって仲介料が変わるケースもあります。

1ヶ月分のことが多いですが、仲介料を内見時にしっかり確認しておきましょう。

 

④頼れる不動産会社で契約、指定の保証会社・管理会社を使う

不動産会社が決まったら、その不動産会社を通して契約します。

保証会社、管理会社は指定のものを使うようにしましょう。

保証会社に関しては、保証料がホームページなどに明記されていないことが多いです。家賃1ヶ月分の80%以上の場合、相場より明らかに高いので、仲介会社に「もっと安い保証会社はありませんか?」と確認してみましょう。

仲介会社によって、どの保証会社を使うか変わることが多いので、保証料が高い場合は別の仲介会社にも相談してみましょう。

3. 32社の不動産サイトを一覧化!使うべきおすすめ7選

実は、厳密にいうと、賃貸のサイトは下記の4つに分けられ、それぞれで仕組みが全く異なります。

  • 不動産ポータルサイト:各社が不動産を載せ合うサイト
  • 自社物件サイト:仲介会社が自社の物件を載せるサイト
  • 2次掲載サイト:他のサイトの情報を載せているサイト
  • その他変わった賃貸サイト

おすすめは太字で示した、「不動産ポータルサイト」で、「SUUMO」と「HOME’S」はこれに当たります。

上記含む32の有名な賃貸サイトをこの4つに分けて一覧で比較し、なぜおすすめなのか、解説します。

3-1. 不動産ポータルサイト:各社が不動産を載せ合うサイト

SUUMO」「HOME’S」などは不動産ポータルサイトと呼ばれ、先ほどの図のように、たくさんの不動産会社がお金を払って、自分の会社が扱う物件を持ち寄って載せているタイプです。

 

このタイプの特徴が、とにかく各社たくさんの物件の最新情報を載せているので、あなたにとってベストな賃貸物件を探しやすいことです。

情報の量・質ともに申し分ないので、他のタイプではなくこのタイプがおすすめです。

ポータルサイトの選び方

ポータルサイトはいくつかありますが、下記の観点で選ぶと失敗しにくいです。

  • ①掲載物件数:とにかくたくさんの物件が載っているほうがいい
  • ②使いやすさ:物件数が多い分、あなたの要望に合わせて絞れるかが重要

①掲載物件数

有名な8つのポータルサイトに掲載されている物件数を渋谷区と全国で比較してみます。

掲載物件数(東京都渋谷区) 掲載物件数(全国)
SUUMO 約2.8万件 約580万件
HOME’S 約1万件 約430万件
DOOR賃貸 約3000件 約380万件
スモッカ 約4300件 約300万件
at home 約7000件 約120万件
CHINTAI 約2000件 非公開
オウチ〜ノ 約2200件 非公開
いえらぶ 約3300件 非公開
  • 一部サイトは複数の部屋が棟ごとにまとめられている物件もあり、他のサイトと同じ計算をすると、表示されている件数より多くなる可能性があります。

各社非常に多いですが、「SUUMO」と「HOME’S」が特に多いことがわかります。これだけの物件があれば、理想の家を探せる可能性は高いです。

②使いやすさ

上記9つを含む32のサイトを全て使いましたが、上記2社は、使いやすさの面でも非常に優れています。

まずは下記のように、路線やエリア、地図など様々なパターンから物件を探すことができるので、どうやって探したいか、あなたの要望次第で選ぶことができます。

 

上記の画面で、エリアなどを絞ったあとは、下記のように、こだわり条件で検索をすることも可能です。

 

オートロックの有無など基本的なものから、「フリーレント(家賃が最初無料)」などのお得な条件まで物件を絞り込んで検索することが可能です。

検索結果も下記のように非常に見やすく、気に入った物件にチェックをつけていき、複数の仲介会社に同時に問い合わせることも可能です。

 

実際に私の不動産会社にお問い合わせいただいていた件数もずば抜けて多く、ユーザーの方からも「使いやすい」と好評で、使いやすさに関しても問題ありません。

SUUMO」と「HOME’S」の2つのポータルサイトを使えば、大量の物件の中から、あなたに合ったものをサクサクと選べるのでおすすめです。

3-2. 自社物件サイト:仲介会社が自社の物件を載せるサイト

こちらは、主に賃貸をしている仲介会社が、自分の会社で扱っている物件の中から探してもらうために運営しているサイトです。

つまり先ほどのポータルサイトとは違い、興味がある物件は原則そのサイトを運営している不動産会社に問い合わせることになります。

 

このタイプの賃貸サイトの運営は、

  • アパマンショップなどの大手不動産チェーン
  • 高級物件にだけ絞った「RENOSY」などの独自路線の会社

など多くの会社が存在します。

基本的に、特定の仲介会社で扱う物件がメインになるので、SUUMOなどのポータルサイトには情報量で負けます。そのため、何か特別な要望があるときに選ぶくらいで問題ありません。

下記に、ポータルサイトごとの特徴をまとめました。(全国の物件が非表示のサイトが多いので渋谷区を例にあげます。)

大手仲介会社の運営するサイト

物件数(東京都渋谷区) 特徴
アパマンショップ 約1390件 賃貸住宅仲介業店舗数No.1のアパマンショップのサイト
minimini 約120件 仲介手数料半月分のミニミニの運営するサイト
いい部屋ネット 約370件 大東建託の提供するブランド「DK SELECT」の物件が掲載
センチュリー21 約900件 全国約950店舗のセンチュリー21が扱う物件を掲載したサイト
ホームメイト 約200件 ホームメイトで扱う物件を中心に紹介するサイト
ピタットハウス 約270棟 全国約650店舗のピタットハウスの物件を扱うサイト
UR賃貸住宅 0 UR都市機構の扱う賃貸物件をまとめたサイト
レオパレス21 約80件 レオパレスが管理する物件を中心に扱うサイト
  • ピタットハウスは棟数の表示なので、部屋の数はこの数倍になる可能性があります。

 

仲介手数料を抑えたい人

SUUMOなどで気に入った家を見つけた後に、賃貸手数料無料の「チャットで賃貸」で家を探します。

その際、同じ物件がこれらのサイトに出ていたら、それを担当に相談すれば、それと同等、もしくはそれよりも安くしてくれる可能性があります。

また、交渉の手間が面倒で、手数料の安い物件だけを見たい人は、選択肢は限られますが、最初からこれらのサイトで家を探し、申し込むのもおすすめです。

おしゃれな物件を探したい人

大手のポータルサイトでは「この物件、本当におしゃれなの?」と写真だけでは信用できない人はおしゃれな物件しか扱っていない「goodroom」などのポータルサイトを使うのがおすすめです。

ただし、「SUUMO」と「HOME’S」は、「デザイナーズで絞れる」「おしゃれ物件の特集がある」など、おしゃれな物件だけを探すことも可能です。

基本的に「SUUMO」「HOME’S」で十分ですが、おしゃれな物件はそもそもの数が少ないため、選択肢を広げるために組み合わせて使うこともおすすめです。

タワーマンションや高級物件を探したい人

こちらもおしゃれな物件と同様、「SUUMO」「HOME’S」でタワーマンションなどで絞り込め、物件数も十分です。

ただ、より選択肢を広げるために、高級賃貸に特化していて、取り扱い数の多い「RENOSY」を合わせて使うことをおすすめします。

3-3. 2次掲載サイト:他のサイトの情報を載せているサイト

2次掲載サイトは下記のようなサイトです。

以上のように、超大手の企業が運営しているものが多いですが、基本的に優先度は下げていいでしょう。

2次掲載サイトは、SUUMOなどの他のサイトから情報を提供され、それらの情報を掲載しているサイトです。

2次掲載サイトを見るくらいであれば、SUUMOなどのポータルサイトのほうが情報の鮮度はいいです。

また、問い合わせも「2次掲載サイト→情報提供元サイト→仲介会社」となるサイトが多く、複雑になることが多いので、ここまでの2つの種類のサイトで見つからなかった場合のみの利用をおすすめします。

3-4. その他変わった賃貸サイト

下記2サイトのような、少し変わった賃貸サイトも最近は出てきています。

物件数(東京都渋谷区) 特徴
ウチコミ! 5件 大家さんが直接サイトに載せていて、仲介会社を使わない
OYO LIFE 不明 契約手続き・初期費用なしですぐに入居できるが、毎月の家賃は高くなる

どちらも、合う人には合いますが、物件数が少なかったり、家賃が高くなるのがデメリットです。

上級者向けのサービスと言えるので、引っ越しを何度もしている、という方におすすめです。

番外編. SUUMOで最高の物件を見つけるための2つのコツ

このページでもっとも推奨した、「SUUMO」もうまく使いこなすためにはコツがあります。

コツ1. エリアはなるべく広くとる

特に電車で通勤・通学する方は、便利な場所を探すために、「沿線・駅から探す」「路線図から探す」がおすすめです。特に乗り換え事情がわからない方は「路線図から探す」がおすすめです。

車通勤の方は、「市区郡から探す」で問題ありません。

その際、ポイントなのは、とにかく住みたい駅の周辺を幅広く選ぶということです。

 

イメージがつかない駅も、あなたにドンピシャな物件があったら見に行けばいいので、とにかく5駅前後は余分に検索することがおすすめです。

コツ2. 気になる条件は妥協せずに選択する

上記のように広くエリアを取ると、数千件の物件が出ることがありますが、ここから妥協せずに徹底的に絞り込んでいきます。

 

「すべてのこだわり条件」もしっかりとチェックすることが、あなたにベストな家を見つけるためのコツです。

ここで引っかかる物件が、「あなたが本当に求める物件」なので、30件以内になるのを目安に絞り込みましょう。

もし、該当物件数がゼロになった場合、あなたが高望みしている可能性があるので、譲ってもいい条件のチェックを外します。

お得情報. いい物件に出会いやすいチェック項目「分譲賃貸」

プロの目からすると、特に「分譲賃貸」という項目がおすすめです。

分譲賃貸とは、買って住むという人だけに向けられて作られたマンションが賃貸として募集されている物件です。

この物件には下記のメリットがあるので、いい物件に出会う可能性が高いです。

  • 長く住むことを考えて作られたので、建物がしっかりしている可能性が高い
  • 住民も長く住む人なので、騒音などのトラブルが起こりにくい
築年数は選択したほうがいい?

築年数は、「よほど新しい物件に住みたい場合」のみ選びましょう。

築年数が古くても綺麗にリフォームされている物件も多いですから、実際に目で見たほうがいいです。

ただし、耐震基準が改正された「1981年6月」以前の物件は耐震に不安がありますから、築25年以上の物件には注意しましょう。

その他、状況に合わせておすすめのチェック項目

状況に合わせて、下記のチェック項目で絞ればよりフィットした物件を探しやすいです。

こんな人 チェック項目 概要
少しでも安く借りたい人 フリーレント 入居月や翌月など、一定期間家賃が無料の物件
インターネット無料 無料でネットが使える物件
礼金なし 大家へお礼として支払う「礼金」をカットできる物件
一人暮らしの人 ワンルーム+1K 家族用の部屋を排除して検索可能
宅配ボックス 家に誰もいなくても宅配便を受けられる

安くするための条件は、複数選択すると物件が出ない可能性が高いので、どれか1つを選ぶことがおすすめです。

4. 物件を正しく見極める!内見のポイント10選

内見は、外れ物件を掴まないためにもっとも重要なステップです。

内見の際は、不動産会社とのフィーリングも合わせて、物件の下記の点を意識すると失敗しにくいです。

内見の10のコツ

  • 最も後悔しやすい「騒音」を確認する
  • 部屋の日当たり、風通しを確認する
  • 実際に街並み、店舗などを確認しておく
  • 住民や建物の雰囲気を確かめる
  • ゴミ出しのルールを聞いておこう
  • 採寸をしておく
  • 細かい設備もチェックしておく
  • 諸費用を不動産会社に確認する
  • 事故物件でないかの確認もする
  • いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

4-1. 最も後悔しやすい「騒音」を確認する

賃貸物件にかかわらず、家探しで最も後悔しやすいのが、「騒音」です。騒音は主に下記の4つに分けられます。

  • 隣の部屋からの騒音
  • 上の階からの騒音
  • 外からの騒音
  • マンションの廊下からの騒音

窓を閉めた状態で、耳をすませて騒音は大丈夫か、睡眠に影響はなさそうかを確認しておきましょう。壁に耳を当てると確実です。

また、周囲の部屋が留守という可能性も考慮しておきましょう。

隣の部屋との壁をコンコンしたり、床をかかとでトントンしてみて、響きそうであれば騒音に悩むリスクが上がるので、他の物件とよく比較することがおすすめです。

4-2. 部屋の日当たり、風通しを確認する

騒音だけでなく、部屋の日当たり、風通しも確認しておきましょう。

隣に建物がある場合や、建物が特殊な構造をしている場合など、日当たり・風通しが悪い物件は複数あります。

内見時気にならなくても、梅雨時や換気したい時にストレスに感じやすくなるため、必ずチェックしておきましょう。

カビが生えていないかも要確認

風通しや日当たりが良くないへ部屋は、窓周りや収納などにカビが生えやすいです。

カビが生えていたり痕跡のある物件は梅雨の時期などに苦労する可能性が高まります。

4-3. 実際に街並み、店舗などを確認しておく

内見時は駅から歩くなど、その物件の周辺を散策し、あなたがいつも使っている店舗はあるか確認しておきましょう。

  • コンビニ
  • スーパー
  • クリーニング店

また、お子さんがいる場合、小中学校との距離を確認できるとなおいいです。

ただし、学校が近すぎると騒音の元ですので、適度な距離を意識したいのと、墓地などが近くにないかも確認しましょう。

4-4. 住民や建物の雰囲気を確かめる

内見時、部屋の中だけでなく、外でも注意して住民や建物の雰囲気を確かめましょう。

まず、どんな住民がいるのか確認しておきましょう。これから同じ建物に住むことになる人がどんな人かは重要です。ストレスなく住めそうかは必ずチェックすべきです。

また、建物の管理状況を確認しておきましょう。清掃は行き渡っているか、ゴミ捨て場やエレベーターは綺麗になっているかは現地でしかわかりません。

4-5. ゴミ出しのルールを聞いておこう

物件によって、ゴミを出すルールが異なりますので、一つの判断基準にしましょう。

おすすめは専用のゴミ捨て場があり、24時間ゴミを出せる物件です。

気が向いたらゴミを出せるので楽ですし、ゴミを部屋に貯めなくて済むので、部屋を広く使うことができます。

4-6. 採寸をしておく

物件にメジャーなどを持っていき、採寸しておくと便利です。

  • 部屋の寸法
  • 冷蔵庫や洗濯機置き場の広さ
  • カーテンのサイズ

などを図っておけば、契約後入居日までに、新しい家電を用意したり、家具の配置を決めることが可能です。また今持っている家具が使えるかどうかもわかります。

新生活の準備が捗りますので、メジャーをカバンに入れておき、この部屋に決めた!というときはサイズを測りましょう。スマホで撮影しておけば、家具を揃えるときもより安心です。

玄関のドアの大きさを測っておけば、引越し時の家具の搬入も困りません。

契約後、不動産のスタッフにお願いすれば代わりに測ってくれる可能性もありますが、期待しすぎないようになるべくご自身で測るようにしましょう。

4-7. 細かい設備もチェックしておく

その他、下記の設備もチェックしておくとより失敗しない部屋選びができます。

見るべき施設 チェック箇所
エアコン 有無だけではなく、古い場合は、型番を確認し、消費電力が大きくないかを確認する。
収納 あなたの入れたいものがしっかり入るか確認する。
ポスト 他人が勝手に出し入れできないか確認する。
インターネット 工事が必要なのか、そもそも工事で使えるか不動産業者に確認する。
開け閉めはスムーズか確認する。
水道・シャワー 許可をもらい水を出して、十分な量の水が出るか確認する。

4-8. 諸費用を仲介会社に確認する

内見時に仲介会社の人に、入居時と毎月、いくら必要なのか、その内訳は何なのかを確認しておきましょう。

不動産サイトや物件概要の情報は、必要な費用が省略されている恐れもあり、想定以上の費用を支払うことにつながります。

また、仲介手数料は、仲介会社ごとに違うこともあるので、この時に聞いておきましょう。

4-9. 事故物件でないかの確認もする

事故物件とは、事件や事故、自殺で人が亡くなった物件です。

この事故物件ですが、入居者に伝えるかに明確なルールはなく(法律の解釈が曖昧で)、教えてくれないケースがあります。

過去の事件などが気になってしまうという方は、申し込み前に「大島てる」という事故物件公示サイトで確認をしておくことがおすすめです。

4-10. いいと思った物件はすぐにでも申し込みを行う

賃貸は、決める人はすぐに決めるので、内見した家が、その日の夜に別の申し込み者が入ることは珍しくはありません。

多くの物件で先着順で優先されていくので、なるべく1日に内見をまとめて行い、いい物件があればその日のうちに申し込みを行いましょう。

譲れないポイントをいくつか決めておき、内見でクリアしていたら申し込みを行うのもおすすめです。

賃貸は契約書を書いて初めて契約成立です。

マナー違反ではありますが、仮押さえをして、同時進行で他の不動産会社で別の物件を探す…ということも可能です。

5. まとめ

賃貸の会社の選び方などを紹介してきましたがいかがでしたか?

さまざまな種類の会社があり、どの会社を選ぶかで物件選びの満足度がガラリと変わります。そのため、下記のステップで物件を探しながら、頼れる不動産会社を探しましょう。

  • ①掲載数の多いサイトで理想の物件をいくつか探す
  • ②いい物件を扱う不動産会社に2~3件問い合わせてみる
  • ③不動産会社に内見に行き、どの不動産会社が頼れそうか見極める
  • ④頼れる不動産会社で契約、指定の保証会社・管理会社を使う

まずは、SUUMO(https://suumo.jp)などの大手ポータルサイトで良さそうな物件を探すところから始めましょう。

このページがあなたの物件選びのお手伝いができることを心から祈っています。